長野市、松本市、小諸市の3会場で月例訓練会を実践しています

日本リハビリテイション心理学会認定の動作法に基づいています

月例会のご案内

 臨床動作法は心理リハビリテイションの理論に基づく心理療法です。訓練者(トレーナー)が坐位や膝立ち等の動作課題を被訓練者(トレーニー)に示し、その課題に動作を通して働きかけることによって、トレーニーの障がいや問題が改善するよう援助していきます。

 障がいのある子どもたちの中には、からだに強い緊張が入る子、思い通りにからだを動かせない子、力をうまく入れられない子など様々な子がいます。そんな子どもたちが、トレーナーと一緒にからだの動かし方や力の入れ方・ぬき方を学んでいくことで、動作や姿勢の改善はもちろん、できた喜びをトレーナーと共感することで、心の成長や安定にもつながっていきます。もともとは、脳性マヒ児を対象に始まったリハビリテイションですが、現在は肢体不自由児のみならず、知的障がい、発達障がいのある子のコミュニケーション能力の向上や情緒の安定にも効果が認められ、様々な特別支援学校や特別支援学級、施設・病院等で活用されています。

 長野県心理リハビリテイションの会では、 松本市、長野市、小諸市の3会場でそれぞれ毎月1回の月例訓練会を実施し、多くの障がいを持つ子どもたちや成人の方々がトレーナーと一緒に臨床動作法に取り組んでいます。各会場と日程は下記の通りです。障がいをもつ当事者の方、障がい児(者)の教育・療育に係わっておられる方、これからそうした方面の仕事を目指している学生の方、心理リハビリテイションの理論や方法に興味・関心がある方は、どなたでも参加することができます。見学や参加を希望される方は、希望される月例会のマネージャーにご連絡下さい。


月例会参加者募集チラシ


月例会参加申し込み書

月例会の各会場と問い合わせ先

                    
月例会・開催日会場名・所在地 会場TELマネージャー・連絡先
松本月例会

第1日曜日

松本総合社会福祉センター

松本市双葉4-19(南松本駅西南)

syakyo-matsumoto.or.jp

松本市北部福祉複合施設 ふくふくらいず

松本市元町3丁目7番1

syakyo-matsumoto.or.jp/hokubu.php

0263-25-3133

(総合社会福祉センター)

0263-38-7670   

(ふくふくらいず)

瀬田暁子

(長野県諏訪養護学校)

TEL 0266-62-5600

長野月例会

第2日曜日

長野市障がい者福祉センター   

長野市敦賀276-10(電算新本社ビル横)   

nagano-sfc.jp

026-226-6263今井友陛

(長野県心理リハビリテイション研究会)   

TEL 026-214-7342  

小諸月例会

第3土曜日

リンゴの森   

小諸市丙751-2(新町)   

kidsai.naganoblog.jp

0267-22-6300小田中稔

(佐久市立中込小学校)   

TEL 0267-62-0065

※なお、開催日は原則第1日曜日(松本)第2日曜日(長野)第3土曜日(小諸)となっていますが、各月例会の都合により別日に替わる場合があります。詳しくは下表をご覧ください。

月例会の日程 ≪令和2年(2020)年度≫

 

※国内における新型コロナウイルス感染拡大をうけ、現在は月例会の開催を中止しております。各月の開催予定日については月例会マネージャーにお問い合わせください。

月例会当日の日程

下記の日程は、長野月例会の一般的な月の予定です。日程は各月例会によって多少異なります。また、同じ月例会でも開催月によって多少時間に変更があります。詳しくは月例会マネージャーにお尋ねください。

 9:00 トレーナー研修会
 9:40 トレーナーミーティング
 9:50 開会式
10:00 親面接
10:10 訓練1(50分)
11:00 集団療法/親の会
11:30 訓練2(50分)
12:20 昼 食
13:10 訓練3(40分)
13:50 親指導―閉会式―おやつ
14:10 トレーナーミーティング

開会式~親面接

開会式では、その日一日の予定を確認したり、トレーナーとトレーニーの組み合わせが発表されたりします。そして、トレーニーの中から数名の皆さんが代表で「がんばりたいこと」を発表してくれます。開会式の後には、『親面接』が行われます。この『親面接』では、各トレーナーがその日担当するトレーニーのお家の方に、その日の健康状態やこの一ヵ月間の様子について詳しく聞き取りを行い、一日の訓練の参考にします。

訓 練

動作訓練は、午前に2回、午後1回行われます。1回の訓練は50分間(午後は40分)です。『親面接』で聞き取りをした内容をもとに、体調に配慮しながら無理なく訓練に取り組んでいきます。一人ひとり動作や姿勢の課題は異なるので、それぞれトレーニーの課題に合わせて訓練の内容を組み立てていきます。トレーナーは、訓練の進め方について巡回指導するスーパーバイザーの先生に助言をいただきながら安心して訓練に取り組むことができます。 

集団療法

訓練の合間には、『集団療法』と呼ばれるレクリエーション活動の時間もあります。『集団療法』では、トレーニー同士が互いにかかわりながら活動することで、人とのかかわり方や集団活動への参加のしかたについて体験的に学習することができます。活動には、風船バレーボールやボウリングゲーム、おやつ作り、メッセージカード作り等、様々な活動があり、内容は毎月変わります。 

親の会

トレーニーの皆さんがトレーナーと動作訓練や集団療法に取り組んでいる時間、別の部屋では『親の会』が開かれます。日頃、子育てに悩んでいることや困っていることを語り合ったり、先輩のお母さんからアドバイスをいただいたりすることができます。また、スーパーバイザーの先生から、より専門的なアドバイスをいただくこともあります。

親指導~閉会式

閉会式の前には、『親指導』という時間があります。『親指導』では、担当トレーナーがお家の方にその日取り組んだ訓練の内容や成果について詳しく説明・報告します。そして、家庭で取り組んでほしい訓練や日常生活で気をつけるとよいこと等をお伝えします。閉会式では、トレーニーの中から数名の代表者が参加者全員の前で「きょうがんばったこと」をトレーナーと一緒に実演を交えて発表してくれます。

トレーナーミーティング

トレーニーと保護者の皆さんが帰った後には、トレーナーだけでミーティングを行います。そこでは、トレーニー一人ひとりについてケース報告を行い、スーパーバイザーの先生に助言をいただきながら、今日の訓練の進め方をふり返ったり、今後取り組んでいく訓練課題について話し合ったりします。年度末には、担当したケースを事例報告書にまとめます。 

参加費

研修費 一般1,000円(学生は別に定めます)

昼食代 250円程度(各会場により多少異なります)

マスコットキャラクターの紹介

本ページで「トップページへ戻る」に使われている上記のイラストは、本会マスコットキャラクターの「まっちゃん」「ながさん」「こもろくん」です。キャラクターのデザインは、本会所属のトレーニーで作画当時、養護学校小学部に通っていた女の子が描いてくれました。長野県は現在、松本市、長野市、小諸市の3市に分かれて月例会活動を行っているので、3人のキャラクターに松本市のM、長野市のN、小諸市のKを模した髪の毛をあしらい、「まっちゃん(松本)」「ながさん(長野)」「こもろくん(小諸)」と名づけました。この3人のように今後も各月例会が手に手をとり、協力し合って活動を続けていきたいと考えています。

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